劇場版「CHAOS;CHILD SILENT SKY」感想

6/25(日)に劇場版「CHAOS;CHILD SILENT SKY」を観てきました。



この作品はアニメ「CHAOS;CHILD」の後日談ということで、主に宮代拓留と尾上世莉架の物語が描かれていました。
アニメの後日談ということですが、原作では「SILENT SKY」は“TRUE”に該当するストーリーであり、「CHAOS;CHILD」という作品を語る上では絶対に外すことができない部分です。
そんな重要なストーリーを50分間の劇場版作品としてまとめられた「CHAOS;CHILD SILENT SKY」の感想を綴っていこうと思います。


【1.映画の感想】

アニメの完成度がさほど高くないと感じていたので劇場版もどうなってしまうのかと不安でしたが、完成度は高くとても良い仕上がりでした。
今回の「SILENT SKY」では、宮代拓留・尾上世莉架が「ニュージェネレーションの狂気の再来」以後どのような人生を歩むことになるか、が大きなポイントとなるわけですがここの描き方が丁寧で素晴らしかったです。

尾上世莉架の「ううん、知らない人」というセリフに対し「僕も君を知らない」と宮代拓留が告げ、互いに決別してしまうことが一緒に生きていくことにつながる、という結末の部分が強調されていました。
尾上世莉架が普通の人間として生きていくことが宮代拓留の願いでもあり尾上世莉架に対する償いでもある、そんな宮代拓留の想いが伝わってきたのではないでしょうか。
劇場版がアニメの展開の後日談であることを考慮すると、和久井の思想やカオスチャイルド症候群について掘り下げるよりも、宮代拓留と尾上世莉架の人間関係について語った方が必ず良い仕上がりになる、と思っていたので劇場版の展開にはとても満足しましたし素直に楽しむことができました。



また、泉理達がカオスチャイルド症候群から回復し新たな一歩を踏み出す背後で、エンディングテーマとして「silent wind bell」が流れた演出もとても良かったです。
アニメでは風鈴の件が描かれていないため原作勢にしか分からない歌詞の奥深さという部分もあるわけですが、宮代拓留が尾上世莉架に送るメッセージとしてこれ以上ないものなので、この曲が劇場版でも流れた時は感動しました。

さよなら 愛しい 大切な人 どうか幸せに

ここの歌詞があまりにも良すぎる。


【2.原作との相違点】

劇場版のストーリーは原作のTRUEをベースに描かれたものでしたが、一ヶ所だけ原作と大きな違いが見られたシーンがありました。
尾上世莉架が久野里さんに連れられカオスチャイルド症候群患者の病室に入ったシーンで、劇場版ではそこに伊藤と結人の姿がありました。
原作では来栖、有村、山添、香月の4人だけなのですが、伊藤と結人も一緒に描くことでこの2人もまたカオスチャイルド症候群者であり、彼女らと共に救われるべき親友・家族であることを伝えたかったのではないでしょうか。


【3.上映時間「50分」の使い方】

視聴前から気になっていた「50分」という上映時間。
この短い時間の中で原作TRUEの展開をどう魅せるのか、というのもまた今回の劇場版の注目すべきポイントの一つでした。
実際に劇場版を観てみると、やや雑に描かれた・大幅にカットされたシーンはあるものの、「宮代拓留と尾上世莉架の人間ドラマ」というテーマに沿って描くべきところが丁寧に描かれている、という感想を抱きました。
先述の通り、「CHAOS;CHILD」は宮代拓留を取り巻く人間ドラマが一番の見どころであるため、和久井の思想やカオスチャイルド症候群についてのシーンに尺を割くより良かったと思います。

ただ、やはり和久井との対決のシーンでは、久野里さんと和久井との会話がまるでない、和久井があっさり退散してしまう等の描写のせいで原作に比べて物足りない感は否めませんでした。
とはいえ、他に削っても良かったシーンは一つもありませんでしたし、和久井との対決まで丁寧に描いてしまうと50分では絶対に収まり切らず、和久井に関する描写がほとんどなかったアニメの後日談ではそこまで重要性は高くなかったので仕方なかったです。


【4.総評】

50分映画という枠組みでは十分素晴らしい作品、できれば和久井との対決まで作画の出来も含めてもう少し丁寧に描かれていれば文句なしでした。
今回の劇場版を観ていると、原作のTRUEをプレイしたときの気持ちが再び蘇ったようで、改めて宮代拓留という人物の選択・生き様について考えさせられました。
私は「CHAOS;CHILD」についてアニメ、原作、そして今回の劇場版に触れてきましたが、とても奥ゆかしく独特な作品で非常に楽しむことができました。
「CHAOS;CHILD」を制作してくださったスタッフさん、勧めてくださった方々にはとても感謝しています。
「CHAOS;CHILD」という作品を知ることができて本当に良かった。

『CHAOS;CHILD』感想

現在、アニメ「CHAOS;CHILD」が放送されていることもあり、知り合いに影響され『CHAOS;CHILD』の原作をプレイしたので、その感想を綴っていこうと思います。



この作品を購入しようと思ったきっかけは、アニメの「CHAOS;CHILD」を観て興味を持ったことはもちろんのこと、ウィンターセールによりiOS版に限り2月限定で通常価格約5000円のところを2000円で販売していたことが大きかったです。
こうした経緯で2000円という格安価格で『CHAOS;CHILD』をプレイすることができました。
このような個別ルートがありマルチエンディングが用意されているゲームをプレイするのは初であり、少しばかり抵抗はありましたが基本的には単純にストーリーが展開され選択チャートも難易度はどれも易しめだったため、特に苦労することもなくクリアすることができました。

『CHAOS;CHILD』はミステリーホラー系ゲームであり、ミステリーはコナン好きな自分にとってはとても関心があるカテゴリーであり、この作品に注目したきっかけの一つでもあります。
もう一つのホラーは特に苦手というわけでもないですが、夜中の2~3時にプレイしていた時はさすがに怖かったです(特にBGMが)。

この『CHAOS;CHILD』をプレイし始めた日付が2/2だったので、アニメはすでに4話まで視聴していました。
ストーリーでいうと、AH総合病院から山添うきを連れ出したあたりですね。
それ以降は初見プレイでストーリーを進めました。
それでは、順を追って感想を綴っていこうと思います。


※以下、ストーリーのネタバレを含みます。


【プレイする前に】

実は、ストーリーをプレイする前にあらかじめ黒幕は誰かを予想していました。
その方がストーリーをより楽しめるだろうと思っていたからです。
そして、黒幕と予想していた人物は「来栖乃々」でした。
なぜ彼女と予想したのか、その理由も含め感想を綴っていくのでそれも加味した上で読んでいただけると幸いです。


【共通ルート】

《Over sky end》

1~4章
《拓留が事件に首を突っ込み始める~AH総合病院に忍び込む》

主人公の宮代拓留を見ててまず思ったことは、「こいつコミュ障こじらせすぎやろ」ということ。
アニメの拓留をまず初めに知ったため、こう感じるのも仕方ないかもしれませんね。
自らを情強と称す主人公はネット社会である現代の、しかもこの作品の趣旨的にもハマっている性格の人物だなと感じました。

問題はラブホテルで柿田という男が殺された「ニュージェネの再来」3番目の事件。
このとき、拓留と世莉架が拓留の能力を使って現場に侵入しますが、ドアが開かなくなったとき向こう側から特徴のあるノックをされましたよね。
これが黒幕がノックするときの癖であると考えたわけです。
つまり、拓留と同じ室内にいた世莉架が黒幕であるという線はここで切りました
防犯カメラに部屋の外にいた人物の姿がないという話は不振に感じましたが、あの時現場周辺にいた新聞部のメンバーである来栖あるいは伊藤に目を向けました。
ここで、来栖が直前に拓留がラブホテルの中に乗り込むことを強く拒んでいましたよね。
来栖の「拓留、あなたこれ以上事件に首を突っ込むのはやめなさい」という旨のセリフは作中で幾度となく出てきます。
しかしこれは裏を返すと、「私が企てた事件に家族である拓留を巻き込んでしまいたくない」とも捉えられると考えました。
この段階では根拠がなくただの推測となりますが、来栖乃々が怪しいと最初に感じたきっかけはここでした。

次のポイントは、ニコニヤのニュース記者である渡部が殺された4番目の事件。
アニメでは「誰やったっけこいつ?」程度でしか見ていなかった分、渡部についての話を深く掘り下げられていた原作では印象に残りやすいキャラでしたがここで脱落。
この事件が起こった当時、来栖は先日刺された傷を癒すために学校に来ていないことになっていましたね。
しかし、「もし傷はすでに癒えていて普通に動くことができたとしたら?」と考えました。
碧朋学園を訪れた渡部の世話係は来栖がいる生徒会が担当しているとのことでした。
和久井に連れられ空き教室で待機している渡部に何者かが迫りよる描写もあったため、黒幕が学園内にいることがおおよそ想像できます。
もし、来栖が学園に来ていて(というか学園祭前日に屋上で拓留と話していたような)、かつ誰にも気づかれないように行動できたとしたら・・・、みたいな感じで考えていました。


5~6章
《AH総合病院から山添うきを連れ出す~パイロキネシストに拓留と有村が襲われる》

ここでの一番の注目ポイントと言えば、拓留がギガロマニアックスについて知る場面ですよね。
やっとこの作品の題材というものが見えてきたあたりです。
ギガロマニアックスは特殊能力が使えるだけでなく、「ディソード」と呼ばれる剣を手にすることができるということで、「なになに戦闘シーンでも後に盛り込んでくる気か?」って感じでしたね。
連続殺人事件を追っていくようなストーリーで能力を持ち出すのかとは思いましたが、そこは一昔前にあった「Charlotte」を見てるかのような感覚でした。

このストーリーに「能力」が絡んでくると分かり、「拓留がなぜ閉まっていたはずのドアから侵入できたか」などの今まで不可解だった点も明らかになりました。
そこで、3番目の事件でドアがノックされたとき防犯カメラに人の姿がなかったカラクリも、この能力が関係しているのではないかと考えたわけです。
例えば、「他人の視界から自分の存在を消す能力」という透明人間のような能力があるのではないかと。
防犯カメラに映らなかったのも誰にも怪しまれずに学園内に侵入できたのも、この能力のおかげがあったからこそだと。
そして、来栖はギガロマニアックスでこの能力を持っているのだと、そう推測していました。
でも、ギガロマニアックスの能力って他者との共通認識によってこそ発揮されるものなので、周りに誰もいない状況でドアをノックする姿を消すことはできないかと後々考えましたね・・・。


7~8章
《拓留が身の安全のため青葉寮に戻る~結衣の死と伊藤の裏切り》

この作品の最も展開が盛り上がる章。
ここをプレイしているときは、一番白熱しましたし衝撃を受けました。

まずは、拓留と有村を襲ったパイロキネシストが来栖の幼馴染の南沢泉理と同一人物ではないかと疑われたシーン。
これには完全に騙されてしまいましたね。
事件が終わったとは思えませんでしたが、すっかり泉理が生きている路線で考えてしまいました。
そして6番目の事件の日10/28、事件は終わったと思っていた拓留のガードは甘くなり、拓留が明らかにした能力者である結衣を親友の伊藤が惨殺するという・・・。
こんな流れ読めるわけがない。
元クラスメイトである山添うきと一緒に暮らせることになって嬉しさ絶頂だった結衣が狙われるし、全くノーマークだった伊藤が突然手術の話し出して唖然となりました。
結衣に関して上げて落とす演出といい、伊藤の声優さんの演技といい素晴らしいの一言でした。
それと突然姉である結衣を殺されて結人が可哀想で可哀想で仕方がなかったです;;

伊藤が泉理と知り合いでなく泉理はやはり死んでいたと分かったので、「拓留が泉理を見殺しにした」という出来事は犯人の動機に直接つながる、と考えました。
そうすると、自然に犯人は泉理を知っていてかつ泉理の死の復讐劇を企むほど泉理と親しかった人物になり、やはり来栖なのかと答えが出かかっていました。


9~11章
《一連の事件の見直し~真実の解明と拓留の決断》

事件の黒幕を知った僕「来栖すまんかった^^;」

伊藤の証言から犯人が(拓留)・来栖・世莉架に絞られたところまでは良かったですが、その後の流れは完全に世莉架が犯人であることを示していました。
「これは世莉架が犯人だと思わせるミスリードだ」なんて希望も例の動画から証拠が出てきた時点で無惨に散りました笑
犯人が“拓留を事件から遠ざけようとする”来栖と正反対の“拓留を事件に巻き込もうとする”世莉架だった時点で、今までの推理は的外れと言えますね。
いや、巻き込もうとしているというより拓留がこの事件に巻き込まれることは必然だったわけですが。

世莉架が犯人である線を3番目の事件の段階で切ってしまったわけですが、完全にプレミでしたね。
世莉架も一緒にノックの音を聞いたからと言って事件そのもののアリバイがあるわけでもないですし、よく考えるとあの事件現場に足を運ぶきっかけを作ったのは世莉架でした。
一連の事件は世莉架が拓留の満足のために作り上げた殺戮舞台だった。
こう聞くと改めて衝撃を受けますよね。
世莉架は拓留のImaginary Friendであり、拓留のギガロマニアックスの覚醒により現実世界に蘇ったなんて誰が予想できる??

佐久間が黒幕であることはあっさり明かされましたね。
こんな器の小さな野郎が黒幕でいいのかと思いましたが、拓留にとっては十分衝撃的な人物でしたね。
佐久間たち委員会が引き起こした渋谷地震の影響はあまりにも大きすぎる。
しかも、震災によって生み出されたギガロマニアックスたちを被検体に使うわけでもなく殺すのか、とさえ思いました。
委員会の陰謀は闇のまま、佐久間の企みだけ明らかとなりましたが拓留自身の手で決着がつけられたので、最終的にBADにはならなかったのではないでしょうか。
挿入歌として「非実在青少年」が流れ“きれいな”世莉架と協力して佐久間の意表を突き能力を停止させる、あの演出は最高でした。

それと、拓留が佐久間と会うためにヒカリヲを訪れる直前の久野里さんとのやり取り。
久野里「実験台になるという約束、戻って来て、ちゃんと果たせよ」
このセリフめっちゃ好きです笑
拓留との最後になるかもしれない会話で久野里さんが笑みを浮かべてくれるこのシーン好きすぎる。

そして世莉架の企みに対する拓留の決断。
世莉架への罪を償うために世莉架から生きる「目的」を奪い一連の事件の犯人役を背負う、相当な覚悟が必要だったことでしょう。
最後に世莉架に向かってディソードを振りかぶる拓留のCGはめっちゃカッコ良かったですね。
自分で蒔いてしまった種は自分でケリをつける、拓留の成長を感じさせられる男らしい締めくくり方だったと思います。
こうして、宮代拓留の“妄想の物語”はひとまず幕を閉じました。


【個別ルート】

有村雛絵
《Dark sky end》



「BADの方がBADじゃねえじゃねえか!」と突っ込みたくなりました笑
確かに、BADは最後に真実に辿り着けていないという点でBADなのでしょうね。
「拓留が死んでしまった」という事実を有村が受け入れることができたからこそTRUEに行き着くことができるという・・・。

有村がどういった経緯で「話し相手の嘘を見分けられる能力」を手に入れたのかだけでなく、「他人の嘘が丸分かりしてしまうことのつらさ」ということを教えられました。
両親だけでなく頼りにしていた兄までもが自分に嘘をつき、子どもながらにしてひどく心を痛めつけられた有村。
さらに、このルートでは有村の母親が犯人の事件が発生し、拓留が自分を庇って死んでしまうという、悲劇のヒロイン役でした。

このルートの注目ポイントは、一度拓留が有村を疑ってしまい、そこから関係が悪化してしまうという人付き合いの難しさを表していることですよね。
言葉一つで相手の真意が分かってしまう有村だからこそ、この一連の事件の結末に辿り着いてしまったわけですし、人と付き合う上での立ち回りの重要性を感じさせられました。


香月華
《Deep sky end》



個別ルートの中で最もぶっ飛んだストーリーであり、一番好きなルートでもあります。
有村もそうなんですがパイロキネシストの襲撃からルート分岐なんですよね。
香月の場合は完全にとばっちりなわけですが。

香月ルートの敵は、委員会からの刺客であり新聞部顧問でもある和久井。
部室で和久井に襲われたシーンはかなり怖かったです。
なにが恐ろしいかって、同じギガロマニアックスでも拓留や香月に比べて和久井が強すぎるんですよね。
香月の能力なんて不完全で、それが引き金となって委員会の目に止まり和久井に狙われることとなりました。
やはり、委員会にとって香月たちイレギュラーの存在は邪魔ということでしょうね。

そんな和久井をぶっ倒すために香月の妄想によって生み出されたのが「力士シールの巨人」でした。
さすがにプレイ時は笑うしかなかったですね。
だって、山手線につまずいてずっこけたり香月の命令で戦闘モードに入ったり、最終的には慰霊碑をつまみあげて和久井をぶっ殺してFINISH!!なわけですから。
完全にこれやって遊びたかっただけでしょ笑
香月ルートはここで終わりましたが、この後渋谷はどうなるのやら・・・。
委員会は黙っていないでしょうし、香月や拓留はどのようにして生きていくのか気になりますね。


山添うき
《Dream sky end & Another sky end》



BADの方が(以下略)
うきが生み出した妄想の世界に甘えるのか、結衣が死んでしまった現実世界を受け入れるのか。
前者もうきの優しさがあってこその世界ですし全面拒否したくない、という気持ちは少なからずありますね。
でも、その誘惑を蹴り飛ばし受け入れた現実世界で待っていたのは死んでしまったうき(Another)、あるいは植物状態になってしまったうき(Dream)でした。
Anotherでは拓留がうきを手にかけてしまった事実をおそらくうきによって変えられていますし、Dreamでは妄想の世界で訪れた花屋に目を向ける仕草を見せますし、最もブルーな気持ちにさせられたルートかもしれません。

うきルートは拓留の妄想トリガーによって分岐されるんですよね。
この分岐点がまた上手く設定されていて、うきが設定した拓留に好意を寄せる人物、つまりうきの気持ちに対してどう妄想するのかでルートが分かれるという・・・。
「他人の妄想を現実化する能力」を持つうきのルートにふさわしいと感じました。


来栖乃々
《Real sky end》



当初黒幕だと信じてやまなかった来栖乃々のルート。
しかし、このルートで明かされる驚愕の真実が拓留だけでなくプレイヤーの心を大きく動かします。
このルートにテーマをつけるとしたら「」か「家族」になるでしょう。

なんと、来栖乃々の正体は「他人を複写する能力」を使って来栖の姿になった南沢泉理でした。
まさに、「化けの皮を被ったミミッキュ」ならぬ「来栖の皮を被った泉理」といったところ。
このルートで泉理はこの真実を拓留に打ち明かします。
コナンが蘭に「実は俺の・・・俺の、正体は・・・工藤新一なんだ」とロマンチックに正体を明かすように・・・。

そ  ん  な  妄  想  な  ど  な  い

実際は、世莉架によって「泉理はお前のことずっと騙し続けてきたんやで^^」と言わんばかりの口調で拓留に打ち明かされます。



この顔ほんま腹立つ。
しかも、このあと来栖の口から直接真実が語られたわけでもなく、拓留が神成刑事に依頼したDNA鑑定の結果から知ることになります。
そして、拓留は来栖と大喧嘩して来栖は家から飛び出すことに。
「拓留は震災以前の来栖を知らないわけだから、来栖が実は泉理であっても関係ないのでは?」とプレイ時は思っていましたが、あの女にあんな形で打ち明けられ、「隠し事はしないこと」と言っていた来栖に証拠を見せてあっさり認められてしまった挙句、まだ「信じて欲しい」なんて言われたらキレないわけないですよね。
最終的に冷静に戻った拓留はこれまでの泉理の愛情を理解し本当の姿に戻った泉理を受け入れてくれて安心しました。
世莉架はこのルートでは泉理に対する完全な敵役ポジですし、叶えてやるべきはずの拓留の望みを葬ろうとしてますし、マジで邪魔な存在でしたね(ひどい言われ様)。

来栖ルートは有村ルート同様「嘘」をテーマとしており、それに加え「家族の大切さ」も伝えようとしてますね。
震災孤児で集められた家族だからこそ描かれたストーリーですし、家族は大事にするべきだと感じさせられます。
生き残った拓留・泉理・結人・うきの家族は是非とも幸せになって欲しいものです。


【TRUE】

《Silent sky end》

TRUEでは一連の事件後の拓留と世莉架について語られました。
世莉架は記憶を一新され拓留の希望通り普通の女の子としての道を歩みだし、拓留はギガロマニアックスとしての能力を放棄しカオスチャイルド症候群者が回復するための架け橋となりました。
久野里さんと交わした「伊藤を助けてくれたら僕を実験台にしてもいいですよ」という約束、忘れていませんでした。

しかし、そこで立ちふさがったのはやはり和久井修一。
これからも拓留と久野里さんはこの和久井と戦い続けるだろう、という終わり方をしましたね。
委員会をぶっ潰してすべて解決!なんて終わり方はないだろうとは思っていましたが、個人的に和久井とは決着して欲しかったものです。

最終的に、拓留の協力によってカオスチャイルド症候群者は回復し、泉理や有村たちも妄想の世界から抜け出すことができました。
拓留は社会的に殺されてしまったため完全にHappyというわけではないかもしれませんが、カオスチャイルド症候群は回復し新たな一歩を踏み出せたので良い結末だったなと思います。
世莉架は拓留に関する記憶を失い二人の関係からしてとても切ない結末を迎えましたが、それが拓留の世莉架に対する最後の望みであり、拓留自身はそれに満足していますからね。
世莉架に度々見せた笑顔がそれを物語っていたと思います。
こうして、拓留たちの妄想物語はめでたしめでたし。




【おわりに】

ずいぶん長い文章になってしましましたが、実はまだ少し書き足りないくらいです笑
TRUEをクリアするまでに約1ヶ月のんびりとプレイしていたので、この1ヶ月は『CHAOS;CHILD』の世界にどっぷり浸ってしまいました。
次第に真実が明らかになっていくストーリー、ギガロマニアックスという題材を巧みに利用した超展開、キャラクターごとの見せ場、声優の本気っぷり、などなどどれを取っても満足するほど楽しませていただきました。
本当に面白い作品でしたね。
また記憶を一新して周回プレイしてみたいくらいです。

プロフィール

パラリー

Author:パラリー
はじめまして、パラリーです。
主にイナストやポケモンについて書いてます。
イナスト2013最終順位7位
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なにかあれば@Rumpara25へ。

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