【ORAS】タスキふいうちゲンガー

今回は不意打ちを搭載した襷ゲンガーについて紹介・考察していきます。




[技構成]
シャドーボール/ヘドロばくだん/ふいうち/みちづれ

一般的な襷ゲンガーの技構成は不意打ちの枠が凍える風鬼火かと思われます。
襷ゲンガーと聞いてまず最初に凍える風を頭に浮かべる人も多いのではないでしょうか。
それではまず、凍える風ゲンガーと不意打ちゲンガーの違いについて考察していきます。


凍える風ゲンガー
凍える風を採用する一番の意図は、対面から処理できる範囲を広くすることにあります。
具体的に、凍える風でSを1段階下げてシャドーボールあるいはヘドロ爆弾で縛ることができます。
これによって対面から倒すことができる主なポケモンとして、同じS110族であるゲンガー・ラティオス、氷4倍弱点であるガブリアス・ボーマンダ・カイリュー・霊獣ランドロスなどが挙げられます。
特に、ガブリアスや霊獣ランドロスのように岩石封じでこちらのSを下げて処理してくるポケモンに対して凍える風はその本領を発揮します。

また、凍える風は相手のポケモンを裏に引かせるという性質も持っています。
凍える風を受けたゲンガーやラティオスは次のシャドーボールで倒されてしまうため、ほぼ確実に裏のポケモンに引いてきます。
その裏のポケモンに対してシャドーボールやヘドロ爆弾を撃つことで負担をかけることができます。
しかし、これは同時にゲンガーやラティオスをみすみす逃してしまうことを意味します。
凍える風のダメージはさほど大きいものではなく、本来の役割対象である彼らに負担をかけられません。
それだけでなく、裏のポケモンがポリゴン2のようなゲンガーに後出しできるポケモンの場合、凍える風は撃ち損となってしまいます。
凍える風ゲンガーは、このようなリスクを背負っていることを忘れてはいけません。


不意打ちゲンガー
不意打ちを採用する一番の意図は、ゲンガーミラーにおいてシャドーボール+不意打ちで確実にゲンガーを倒すことにあります。
また、同様にしてギルガルドも倒すことができます。

不意打ちゲンガーの長所は2点あります。
1つは不意打ちを警戒されにくい点です。
ゲンガーの不意打ちはPGLの採用される技トップ10にランクインするような技ではありません。
採用率も5%に満たないと思われます。
そのような技を読まれることは滅多にないはずです。
特に、相手がメガゲンガーの場合は2ターン目は確実に相手の方が速いわけですから、継続してシャドーボールあるいは祟り目が大安定行動となります。
その大安定行動に対して、こちらの不意打ちが刺さるというわけです。

もう1つは襷凍える風ゲンガーに対して大きなアドバンテージを取ることができる点です。
凍える風ゲンガー側は凍える風+シャドーボール、こちらの不意打ちゲンガー側はシャドーボール+不意打ちでそれぞれお互いを処理しようと考えます。
2ターン目終了時の状況を考えると分かると思いますが、場には凍える風のダメージを受けたこちらのゲンガーだけが残ります。
凍える風のダメージはおおよそ4割弱程度でまだ仕事ができるHPです。
このように同じ襷ゲンガーでもミラーにおける負担は、不意打ちゲンガーの方が圧倒的に少ないというわけです。
ただし、Sが1段階下がった状態で場に残るのでその点を失念してはいけません。

一見凍える風ゲンガーより性能が上であるかのように見えますが、ガブリアスやカイリューを倒せない点は凍える風ゲンガーより劣っています。
これは役割対象の違いが明確に現れているだけであり、優劣をつけられるものではありません。


[立ち回り]
襷ゲンガーのサイクルに参加できないという性質上、先発させることが多いです。
不意打ちを採用していること以外は普通の襷ゲンガーと同じなので、特に立ち回りについて言及することはありません。

しかし、ゲンガーミラーにおける立ち回りは経験がないとできないものがあるので、ここでもう一度詳しく解説しておきます。
先ほど、こちらの不意打ちは警戒されないため、相手の大安定行動を突きシャドーボール+不意打ちで倒すとお話ししました。


では、万が一不意打ちを警戒されることを想定するとき 、どのような立ち回りをすればよいのでしょうか?
次のパーティとマッチングした場合を例に考えてみましょう。



そして、先発はお互いゲンガーと想定します。
相手のゲンガーがCSメガゲンガーの場合はこちらのシャドーボールで確定1発ですが、襷ゲンガーやHSメガゲンガーの場合は赤ゲージで耐えられます。
襷ゲンガーの場合は先述の通りなので、ここではHSメガゲンガーの場合を想定しましょう。



2ターン目に相手のメガゲンガーが取る行動は次の3通りです。

①不意打ちを警戒せず、攻撃技で倒す。
②不意打ちを警戒して、鬼火で倒す。
③不意打ちを警戒して、裏のウルガモスやスイクンに引く。

不意打ちゲンガーという型を知識としてあり、かつそれを警戒する人は②や③の行動を取ってくるでしょう。
このとき、不意打ちを撃ってしまうと②はHP赤ゲージのメガゲンガーが場に残り、③はウルガモスやスイクンの起点となります
道連れにより1-1交換ができるメガゲンガーや積まれると止めにくいウルガモスやスイクンを降臨させることはディスアドバンテージでしかありません。


では、②や③の行動を取られることを予測しシャドーボールやヘドロ爆弾で居座った場合どうなるでしょうか。
②の場合、こちらは鬼火で相手はこちらの攻撃技で当然それぞれ倒れます。

※HSメガゲンガーに対して、こちらのヘドロ爆弾は20~24ダメージしか入りません。
そのため、1発目のシャドーボールで低乱数を引いた場合、次のヘドロ爆弾でメガゲンガーを倒せないことがあるので注意してください。

問題は③の場合です。
こちらのシャドーボールあるいはヘドロ爆弾が相手のウルガモスやスイクンにヒットします。


ウルガモスウルガモス
次のターン、H無振りウルガモスはヘドロ爆弾で乱数2発なのでスカーフ以外なら倒すことができるかもしれません。
シャドーボールは確定3発で、2発で倒すことはできません。

ウルガモスを2発で倒せた場合、相手は100%メガゲンガーから入ってきます。
そして、先ほど不意打ちを見せなかったことからほぼ100%不意打ちは警戒されません
この対面で不意打ちを見せることで、ウルガモスとメガゲンガーの2体を処理することができます。

ウルガモスを2発で倒せなかった場合、相手の技選択次第ですが蝶の舞があるならばほぼ確実に積んできます。
しかし、それはこちらの思うツボ。
ヘドロ爆弾を2発受けたウルガモスであればたとえHに振っていたとしても、不意打ちで倒せるHPになっています。
ここで不意打ちを見せることで、相手はメガゲンガーから入りづらくなり3体目が見えるというわけです。


スイクンスイクン
H207D135スイクンに対して、ヘドロ爆弾は確定3発です。
攻撃を受けたスイクンが次のターンに取る行動は、熱湯でゲンガーを倒す、あるいは瞑想で起点にしてきます。
これらに対して、こちらのゲンガーはヘドロ爆弾で攻撃する・道連れで1-1交換を狙う・裏の草タイプや電気タイプに交換する、といった選択肢を取ることができます。
ただ、瞑想を考慮すると道連れは弱い選択肢と言えます。

最も理想的な立ち回りは、
草・電気タイプに交換する
→スイクンを倒す(メガゲンガーは後出しできないHPなので3体目も後出しできない場合、相手はスイクンを切らざるを得ない)
→相手のメガゲンガーと1-1交換
→2対1の状況を作る

です。
ただし、相手のメガゲンガーと1-1交換の場面は、こちらのポケモンがメガゲンガーの攻撃で倒されない場合に限ります。

ではもし倒されてしまった場合、こちらはゲンガーから入って良いのでしょうか。
相手視点から見ると、「ゲンガーはこちらが上から殴って倒されるから3体目が見えるはず」と考えるでしょう。
そこにゲンガーから入ると、少なからずなにかしら対抗手段があると悟られてしまいます。
しかし、それでいいのです。
不意打ちが成功しなくともメガゲンガーが引いた場合は3体目が見え、成功すれば2対1の状況を作り出すことができます。
さらに、スイクンに引いたターンに不意打ちを見せなかったことから、不意打ちは警戒されにくくなっています


ここまで不意打ちを警戒される想定で②や③について話してきました。
しかし、不意打ちを警戒される読みシャドーボールやヘドロ爆弾を撃っても①の行動を取られ、失敗に終わってしまうリスクも当然あります。
そのリスクを最小限に抑えるためにも、失敗した場合の相手メガゲンガーの処理ルートも用意しておかなければなりません
例えば、先制技を持つポケモン・スカーフを持ったポケモンなどを裏に控えさせておき、相手に2対1の状況を作らせないことが重要です。

ファイアローマリルリマンムーハッサムギルガルドガブリアスなど


[総評]
襷不意打ちゲンガーは、従来の襷ゲンガーのタイマン性能に加え対ゲンガー性能が非常に高いポケモンです。
立ち回りの項目で記載した通り、このポケモン1体で試合の状況を良くも悪くも変えてしまうことができます。
元々襷ゲンガーは汎用性が高く扱いやすいポケモンですが、高度な立ち回りが求められる場面もあります。
特に、この不意打ちゲンガーは対ゲンガーにおいて択が発生しやすく、ある程度経験が必要です。
襷不意打ちゲンガーを上手く使いこなすためにも、立ち回りの項目を参考にしていただけると嬉しいです。


~参考記事~
・【【ORASシーズン17使用構築】極・最ヘラクレセクチートwithふいうちゲンガー【最高/最終2162】
・【ヘラクレセクチート軸のゲンガー対策

プロフィール

パラリー

Author:パラリー
はじめまして、パラリーです。
主にイナストやポケモンについて書いてます。
イナスト2013最終順位7位
ポケモンORAS最高レート2162
ポケモンSM最高レート2102
なにかあれば@Rumpara25へ。

最新記事
カテゴリ
カレンダー
10 | 2016/11 | 12
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
月別アーカイブ
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR