【ORAS】最速メガヘラクロス

今回は最速メガヘラクロス、通称“最ヘラ”について紹介・考察していきます。



最ヘラにはHSで身代わりや剣の舞を搭載した型も存在しますが、今回は自分がレートで愛用し続けてきたASのフルアタ型を紹介していきます。


[調整]
努力値:A236 B20 S252
実数値:155-175-98-×-115-150
メガ後:155-235-138-×-125-139

物理火力
・ミサイル針でH135B100キノガッサを確定1発
・ミサイル針でH227B189クレセリアを確定2発
・インファイトでH155B100メガバシャーモを確定1発
・インファイトでH191B110ポリゴン2を輝石込み確定1発
・インファイトでH181B201ナットレイを低乱数1発158~188
・タネマシンガンでH207B183スイクンを確定2発
・タネマシンガンでH207B100マリルリをオボン込み低乱数1発220~270
・タネマシンガンでH191B110霊獣ランドロスを確定2発(A1↓状態だと確定3発
・ロックブラストでH184B132化身ボルトロスをオボン込み確定2発
・ロックブラストでH171B150メガボーマンダを中乱数1発160~190
・ロックブラストでH167B115カイリューをマルスケ込み確定1発180~216

物理耐久
・A177メガガルーラの捨て身タックルを確定2発
・A260メガヘラクロスのロックブラストを確定2発
・A200ガブリアスの鉢巻逆鱗を高乱数1発147~174
・A6↑状態のA112マリルリのアクアジェットを高乱数1発147~174

特殊耐久
・C191メガゲンガーのシャドーボールを低乱数2発69~82
・C145化身ボルトロスの10万ボルトを確定3発
・C155ゲッコウガの眼鏡ハイドロポンプを確定2発
・C177サザンドラの眼鏡流星群を確定1発


Q.なぜSを139まで伸ばしきるのか?

A.
陽気ヘラクロスの調整として、最速以外にメガ前最速80族抜きや最速ギャラドス抜きがあります。
これらの場合、メガ後だとSはそれぞれ135,136となります。
135という数字は最速70族抜きを示すため、良い調整であることは間違いありません。
ではなぜこの調整にせず最速にするのか。
その理由は主に2点あります。

1点目は、最速70族抜きを施したポケモンは他にもたくさんいるということです。
具体例を挙げるとすれば、意地っ張りガルーラや図太いボルトロスあたりでしょうか。
これらのポケモンに対して、少しでも上から殴ることができる可能性を残すため、Sは最速にする以外ありえないと考えます。
特に、インファイトを採用するならばグロウパンチを積み全抜き態勢のガルーラを仕留めたいです。
また、Sが勝っていると思い込み電磁波ではなく10万ボルトを選択した遅いボルトロスにも刺さります。

2点目は、S1↑状態で最速130族抜きや最速135族抜きの調整を施したポケモンの上を取るためです。
1点目と指摘している部分はやや被っていますが、ここではバシャーモやエンテイらを差します。
バシャーモは意地っ張りの場合、Sは132以下となり一度守らないと最ヘラの上を取ることはできません。
メガバシャーモの場合でもSを1加速で最速135族抜きとしている個体に対して、守られなければ最ヘラが上から殴ることができます。
メガバシャーモは準速や砂ドリュウズを意識したS141調整の個体もいるため最ヘラでも上を取れない場合がありますが、S138調整の個体に対して勝ち筋がないよりかマシだと思います。
また、ニトロチャージを採用したエンテイは最速135族抜きのS138調整個体がほとんどであり、最ヘラはこのエンテイに対して1だけSが勝っています。
最ヘラを意識してSを伸ばしたエンテイをいるかもしれませんが、エンテイにそんな努力値を割く余裕はないと考えています。
実際、レートで最ヘラより速いエンテイはノイテイ以外で一度しか遭遇しませんでした。
このように、最ヘラにすることでエンテイに対しても強気に居座ることができます。


[役割]
技構成をフルアタにする一番のメリットは役割範囲が広くなるということです。
3ウェポンと4ウェポンとでは役割対象の幅が大きく異なり、立ち回り方もまた異なります。
それではまず、最ヘラが役割を持てるポケオモン・並びについて説明していきます。
なお、技構成は
ミサイル針
インファイト
タネマシンガン
ロックブラスト
とします。


1.ガルクレセドランメガガルーラクレセリアヒードラン
普通のヘラクロスとは異なり、最ヘラはガルーラやヒードランに勝てる可能性が高いです。
最ヘラが勝てないガルーラの型は、Sが準速以上でかつ猫騙し+捨て身タックル持ち・猫騙し+炎のパンチ持ちに限ります。
猫騙し+秘密の力持ちは両方超高乱数を引かれなければ耐えることができます。
ヒードランに関しては、Sが最速(実数値141)でかつマグマストーム以上の威力が出せる炎技持ち、あるいはスカーフ型に限ります。
仮にヒードランが最速だったとしても、メガ前最ヘラ(実数値150)の方がSが速いため、初手ヘラドラン対面の安定行動はメガせずインファイトとなります。
ちなみにですが、C150の噴煙や火炎放射はHに振ってすらいない最ヘラでも確定2発です。
(おまけにマグマストームも37.5%の乱数1発です。)

立ち回りで注意するべき点は、ガルーラが猫捨て身型かどうか・クレセリアが電磁波+サイコキネシス持ちかどうか・ヒードランが最速かどうか、です。
残りの3体にもよりますが、ヘラクロスを通すためにガルーラやヒードランの型には注意しなければなりません。


2.ガッサスイクンキノガッサスイクン
最ヘラなのでスイクンが最速でもない限り、この並びには圧倒的に強く出していくことができます。
キノガッサはタスキ持ちであってもミサイル針で襷を貫通して倒すことができ、ポイヒガッサでも対面からなら負けることはほぼありません。
スイクンは熱湯やけどが怖いところですが、タネマシンガン+火傷状態のタネマシンガンでH207B183スイクンをいい乱数で倒すことができます。(130~16065~80195~240
最も警戒したいスイクンは最ヘラより速い臆病個体かつ熱湯持ちで、1発目で火傷を引いてしまうと今度はタネマシンガン2発で倒せなくなります。


3.ボルトランドボルトロス化身ランドロス霊獣
この2体に対して最ヘラは対面から殴り勝つことができます。
アタッカーのボルトロスはロックブラストで確定1発で、耐久型のボルトロスは火力が低いためロックブラストの試行回数が稼げます。
霊獣ランドロスに関しては威嚇が入ってしまうため不利と思われがちですが、霊獣ランドロス側からの有効打はなくゴツメやチョッキ持ちの場合は上からタネマシンガンで押していくことができます。
相手したくない霊獣ランドロスの型はスカーフ型で岩雪崩持ち・ゴツメ型で威嚇を入れつつサイクルを回してくるタイプですね。
めざ飛行ボルトロスやパワフル空を飛ぶ霊獣ランドロスは事故。


4.ヘラクレセドランメガヘラクロスクレセリアヒードラン
ガルクレセドラン同様クレセドランの並びを基本的に最ヘラ1体で見ることができます。
さらに、最ヘラは相手のヘラクロスにも強く、腕白個体以外なら上からロックブラスト2発で倒すことができます
相手のPTにヘラクロスがいたら、積極的に最ヘラを選出します。


5.カバルカイリューカバルドンメガルカリオカイリュー
最ヘラは積まれなければ対面からルカリオやカイリューを倒すことができるため、陽気ルカリオのアイアンテール(108~128)を耐えるようにHPを管理しながら起点作りのカバルドンを処理します。
最ヘラはこれら3体に有利ではありますが、カバルドンがタネマシンガンを1発耐えるため裏のポケモンと組み合わせて処理する必要があります。


6.バシャナットサンダーメガバシャーモナットレイサンダー
サンダーとナットレイに対して対面から殴り勝つことができます。
しかし、HBゴツメナットレイはインファイトを高乱数で耐え、返しのジャイロボールで最ヘラを倒してくるためその点には注意。
とはいえ、最ヘラが有利対面を作れば受け出しすることは不可能なので、かなり刺さりが良い並びです。
また、対バシャーモに関しては先述の通りで守ってこないメガバシャーモには勝てる可能性があります。

最ヘラはバシャナットサンダーの補完として組み込まれやすいギャラドスに対しても有利です。
威嚇が入ってもH201B144ギャラドスにはロックブラストで確定2発です。
技範囲が広いフルアタの最ヘラは、これらの並びを1体で見ることができるという点において優れています。


7.砂パバンギラスカバルドンドリュウズ
砂要員のバンギラス・カバルドンにはもちろんのこと、エースであるドリュウズに対しても有利です。
ただ、通常のヘラクロスと異なりHは低い最ヘラは、ドリュウズに剣の舞を積まれてしまうと珠アイアンヘッドで高乱数1発のため注意が必要です。
S関係は準速ドリュウズ(実数値140)>最ヘラ(実数値139)のため、砂パに対して最速にするメリットはあまりありませんが十分相手することはできます。


8.マンマンスイメガボーマンダマンムースイクン
ボーマンダには圧倒的に不利ですが、その補完として組み込まれるマンムー・スイクン・ナットレイ・ヒトムに対して最ヘラの刺さりはかなり良いです。
これらのポケモンと最ヘラの対面を作ってしまえば、相手に居座りとボーマンダ引きの択を作らせることができます
交換読みでロックブラストを撃たれるリスクがあり、かと言って対面したポケモンを失うとこちらの後続のポケモンを対処できなくなります。
相手視点から見てどのポケモンを必要としているかを判断し、それを考慮したうえで技を選択することが重要です


9.ボルトゴーリボルトロス化身オニゴーリ
ヘラクロスの特性上、オニゴーリにはかなり有利なポケモンであると言えます。
さらに、メガ前の最ヘラ(実数値150)は最速オニゴーリ(実数値145)よりSが速いため、メガ前の最ヘラがオニゴーリと対面した時の安定行動はメガせずインファイトとなります。
ムラっけが発動していた場合でも、回避率>防御>素早さの能力が上昇していないならば、最ヘラは有利であると言えます。

また、オニゴーリはボルトロスやジャローダで起点を作ってから降臨させることが主な戦術ですが、ヘラクロスにはロックブラストがあるためオニゴーリの起点とはなりません。
ただ、1発目の絶対零度を避ける(70%)→麻痺せず動く(75%)→ロックブラストを当てる(90%)を成功させないといけないため、有利とはいえません。
これらのリスクがあることを理解したうえで、最ヘラが麻痺してもいいかどうか考えながら立ち回りましょう。


[苦手なポケモン]
今度は最ヘラを選出できない、あるいは選出したくないようなポケモン・並びについて説明していきます。


1.ファイアロー・ボーマンダファイアローメガボーマンダ
説明するまでもない天敵。
裏のポケモンで必ずケアする必要があり、有利対面で交換読みの択を押し付ける立ち回りが求められます。


2.ゲンガーゲンガーメガゲンガー
実はファイアローやボーマンダ以上の天敵。
メガゲンガーは最ヘラよりも速いSから道連れの択を押し付けてくるうえ、影踏みでほぼ確実に1-1交換されてしまいます。
交換読みロックブラストで対応しようとも、調整されたHSメガゲンガーにはロックブラストを耐えられてしまいます。
そのため、こちらからは交換読み交換の択しか残っておらず、ハイリスクローリターンな立ち回りを繰り返しせざるをえません

また、メガゲンガーは催眠術や滅びの歌により受け出しを許さないため、対策できるポケモンがかなり限られています。
時にはヘラクロスを余儀なく1-1交換しなければならない場面もありますが、そうならないためにもゲンガーの対策は明確にしておく必要があります


3.サザンガルドサザンドラギルガルド
この2体の並びに対する勝率は低く、特にギルガルドはこの最ヘラにとって最も安定して後出しされるポケモンです。
地震(+身代わり)を持たない最ヘラはギルガルドに一方的に蹂躙されるだけなので、まず勝つことはできません。
サザンドラに関しては、後出しが安定するわけではないですが、ヘラクロスがスイクンやマリルリと対面した時はタネマシンガンを読んで引くことが可能です。
また、対面からも眼鏡流星群や眼鏡火炎放射を撃たれるだけでヘラクロスはなにもできず倒れていきます。

しかし、最ヘラならば控えめ眼鏡サザンドラに勝つ可能性があります。
最ヘラと準速サザンドラのS実数値はともに150であり、同速勝負に勝つことができればミサイル針で上から倒すことが可能です。
最速にするメリットはここにもあり、準速眼鏡サザンドラに50%の勝ち筋を残すことができます
臆病眼鏡は知りません。


4.ラティハッサムラティオスメガハッサム
サザンガルド同様ヘラクロスの選出を渋る並びです。
ラティオスは言わずもがな、ハッサムも相性が良いわけではありません。
ハッサムに対しては、基本的にロックブラスト+インファイトで倒す立ち回りをします。
しかし、Hを削った最ヘラはハッサムのバレットパンチに縛られやすいです。
具体的に、A2↑状態のA222メガハッサムのバレットパンチは最ヘラに対し109~129ダメージ入るため、ステロあくびで展開されると相手しづらくなります。


5.マンダニンフメガボーマンダニンフィア
この並びも上記2つの並びと同様にヘラクロスの選出が困難な並びです。
ボーマンダには裏のポケモンで電磁波を撒かないと対処できません。
ニンフィアはタネマシンガン圏内まで削らないと突破することができません。
最ヘラの攻撃では1発で倒せず、ニンフィアのハイパーボイスは確定1発であるため、どうしても相手したくないポケモンです。


6.リザードン・ウルガモスメガリザードンXメガリザードンYウルガモス
この2体はバシャーモとは異なり、準速でもメガ前最ヘラよりSが速く炎技で簡単に倒されてしまいます。
Sを138以下まで落とした個体も一定数いますが、選出段階でそれを判断することは難しいため積極的に選出することはできません。


7.サーナイトメガサーナイト
Sが遅いHCベースのメガサーナイトには勝てますが、CSベースあるいはHBベースのメガサーナイトには負けてしまいます。
最速サーナイトの場合、こちらがメガ後だと確実に上を取られてしまうのでなにもできずハイパーボイスで倒されてしまいます。
また、HBベースのメガサーナイトはミサイル針を確定耐えしてくるため、同様に返しのハイパーボイスで倒されます。
メガサーナイトに確実に勝つための条件は、お互いメガ前状態で対面しミサイル針で上から倒すことです


8.グライオングライオン
身代わり+守るでハメられることはないものの、ハサミギロチンの試行回数や燕返しの有無を考慮すると有利ではなくむしろ不利であると言えます。
少しBに振られるだけで、ポイヒ回復量込みのタネマシンガン3発で倒すことができず、ハサミギロチンで倒されることが多々あります。
最ヘラはグライオンより速い可能性が高くなる反面意地っ張りより火力がないため、Sが速いグライオンの存在を考慮すると対グライオン性能に関しては最ヘラより意地っ張りヘラの方が強いです。


9.ピクシーピクシー
アッキのみを持った小さくなるピクシーの起点となるため、相性はかなり悪いです。
アッキのみでなくともタネマシンガンはH202B137ピクシーに対して確定3発であるため、結局ムーンフォース2発で返り討ちにされてしまいます。
また、アタッカーの珠ピクシーのムーンフォースで最ヘラは余裕の確定1発なので、ピクシーの型がいずれの場合であっても最ヘラはピクシーに勝てません。


[総評]
ここまでフルアタの最ヘラの長所・短所についてそれぞれ説明してきました。
最ヘラは自分が思うヘラクロスの最も強い型で、それと同時に最も信頼しているポケモンです。
最ヘラの一番の魅力は上から殴れる範囲の広さにあり、S実数値139という数字は調整が多い最速70族抜き周辺をまとめて上回ることができるという、ある意味完成された数字であると感じています。
速いSを得たと同時に火力面と耐久面で足りないこともありますが、それ以上に上から殴れる範囲が広くなるというメリットは捨てがたいものです。
この記事で最ヘラの魅力が少しでも伝わると嬉しいです。


~参考記事~
・【【ORASシーズン17使用構築】極・最ヘラクレセクチートwithふいうちゲンガー【最高/最終2162】
・【【ORAS】S14最速メガヘラクロス使用感
・【【ORAS】ヘラクレセクチート軸の構築経緯【前編】

プロフィール

パラリー

Author:パラリー
はじめまして、パラリーです。
主にイナストやポケモンについて書いてます。
イナスト2013最終順位7位
ポケモンORAS最高レート2162
ポケモンSM最高レート2102
なにかあれば@Rumpara25へ。

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