【USM】期待の新星☆ドリルライナーフェローチェ

ポケモンUSMの記事はこれが初めてになります。
SMの頃と比べ更新回数は少なくなるかもしれませんが、ポケモンの考察は日々続けているので、こうして考察記事などを書くことがあるかもしれません。


今回は、USMで教え技が解禁され進化したフェローチェについて少し触れていこうと思います。

フェローチェ

SMの頃のフェローチェのウェポンといえば、「とびひざげり」「きあいだま」「とんぼがえり」「とびかかる」「むしのさざめき」「れいとうビーム」「どくづき」などがメジャーでした。
Sが高いむし・かくとうで、ひこうやフェアリーに対し打点を持てるという強さがあるフェローチェですが、一方でゴーストやどく全般に打点を持たないという弱さもありました。

しかし、USMの教え技解禁により、フェローチェはゴーストやどくへの打点となる「ドリルライナー」「じごくづき」「イカサマ」を新たに習得しました
これにより、SMでは相手ができなかったゲンガー、ギルガルド、シャンデラ、ドヒドイデなどに強気に選出することが可能になりました。
また、USMで新登場したUBであるズガドーン、ツンデツンデ、アーゴヨンにも打点を持つことができます。

こうして圧倒的な技範囲を手にしたフェローチェに魅力を感じ、25日の京大カップ、26日の同ポケシングル大会でそれぞれ使いました。
以下、実際の使用感を書いていきます。


25日の京大カップでは、カバルドンのステロ展開からボーマンダとフェローチェで全抜きしていく構築を練りました。

カバルドン
カバルドン しんちょうHD@オボン
地震、欠伸、ステロ、吹き飛ばし

ボーマンダ
ボーマンダ いじっぱりHDS@メガ石
恩返し、身代わり、竜舞、羽

テッカグヤ
テッカグヤ しんちょうHD@残飯
ヘビボン、放射、宿り木、毒

ミミッキュ
ミミッキュ いじっぱりHAB@ミミZ
じゃれ、影、剣舞、呪い

フェローチェ
フェローチェ やんちゃAS@地Z
膝、蜻蛉、冷b、ドリル

ゲッコウガ
ゲッコウガ むじゃきCS@襷
冷b、悪波、ダスト、手裏剣

結果は2-4で予選落ち。
フェローチェを選出した試合は、ギャラドスに起点にされる、ステロ込みメガリザードンYを膝で倒せない、ステロ込みドヒドイデにZドリルライナーを耐えられ受け回される、など活躍できたとは言えない展開が多かったです。

地ZはビーストブーストでAを上昇させた後ならば、ABミミッキュをちょうど確定1発にすることができる点を評価し採用しました。
実際、この芸当ができた場面がありメタグロスやギルガルドに対しても撃てるので、地Zの有用性はそこそこありそうです。
ちなみに、じごくづきやイカサマではなくドリルライナーを選択した理由は、どくづきを採用しないならば、フェアリーへの通りの良さを重視するべきだと感じたからです。
地Zフェローチェの使用感は悪くなかったですが、構築の完成度が低く勝てませんでした。
テッカグヤの枠はスカーフテテフにするか悩んでいたので、そこはもう一度練り直したいです。


26日の同ポケシングル大会では、メタグロスとフェローチェの相性の良さに着目し、この2体を軸に構築を練りました。

メタグロス
メタグロス ようきHAS@メガ石
アイへ、冷P、雷P、地震

フェローチェ
フェローチェ やんちゃAS@珠
膝、蜻蛉、冷b、ドリル

カプ・レヒレ
カプ・レヒレ ひかえめHC@水Z
ドロポン、ムンフォ、こご風、怒り

ミミッキュ
ミミッキュ いじっぱりHAB@ミミZ
じゃれ、影、剣舞、呪い

ロトム火
火ロトム おだやかHD@オボン
ボルチェン、めざ氷、オバヒ、毒

ランドロス霊獣
霊獣ランドロス しんちょうHD@バンジ
地震、岩封、蜻蛉、ステロ

結果は5-0で予選1位抜け、準決勝敗退からの3決で勝利し3位。
1日前の京大カップとは異なり、フェローチェには地Zではなく珠を持たせました。
理由はカプ・レヒレとミミッキュにZが渡ってしまったからと、ウェポン全体の火力を上げたかったから。
同ポケシングル大会ではゲンガーの数が多かったので、フェローチェをかなり活躍させることができました。

選出はグロスフェロ@1が多く、ギャラドスなどフェローチェが通せないポケモンがいる構築に対してはグロス@2やミミ@2と選出しました。
構築はS2で2100に乗せた時のものを元に組んだので、ルカリオテテフがグロスフェローチェに変わってもかなり動かしやすかったです。
ランドレヒレミミヒトム@2のメガ枠にはルカリオもメタグロスもボーマンダも自然に組み込めるので優秀な補完だなと改めて感じます。


2大会を通してドリルフェローチェを使いましたが、SMの頃に比べると刺さりが良く、期待以上ではないものの期待通りの活躍はしてくれました。
ドリルライナーによりゲンガーやギルガルドに打点を持てたと言えど、ミミッキュやギャラドスの相手は相変わらず厳しく、どくづきを採用できる技スペースがないため対フェアリー性能もやや落ちてしまいます。
また、今回のフェローチェはとにかく火力を重視して性格をやんちゃで使用しましたが、ストッパー性能が高い最速むじゃきでの使用も考えていきたいです。
むしろ、SMの頃はむじゃきしか使ってこなかったので、今回が例外なだけかもしれませんが。

2大会ではいろんな意味で楽しむことができとても充実していました、ありがとうございました。
フェローチェの考察は今後も引き続き行っていこうと思います。


ここまで閲覧ありがとうございました。
質問等あればコメント欄かTwitter@Rumpara25までお願いします。

「ポケモン ウルトラムーン」買いました

新作「ポケモン ウルトラムーン」買ってきましたヾ( ^ω^)〃



11/17(金)が発売日のウルトラサンムーンでしたが、閉店ギリギリの電気屋でなんとか発売日購入を決めることができました。
今回はお金がなかったので1ROMのみです。
イナイレ勢なので当然ウルトラムーンを選びました。

今回はのんびりストーリーを楽しんでいきたいと思います。
・・・と言いたいところですが、早速来週末に対戦オフを控えているので、そこそこ急ぎつつ準備していきたいですね。
とはいえ、サンムーンの時とは違いウルトラサンムーンにサンムーンのポケモンをすぐに連れて行けるので、そこまで時間はかからないはず。

今のところ、ウルトラサンムーンのレートの民の更新の予定はありませんが、ポケモンの考察などは更新していこうと考えています。
まずは、追加された新要素を思う存分楽しみたいと思います。

SMレート最終成績

SMのレートシーズンが全て終了したということで、自分がシーズン毎の最高最終成績と使用した構築の並びと一言を添えて、SMレートの総括としたいと思います。


・S1 最高2087/最終2068





~使用構築~
マッシブーンフェローチェテッカグヤジバコイルメガボーマンダマンムー



ポケバンクが未解禁のシーズンで、アローラ地方に出現するポケモンのみ使用可能でした。
ヘラクロスが使えない代わりに、当時ヘラクロスと同タイプであることを理由に注目していたマッシブーンとフェローチェの2体を使いました。
当初はマッシブーン軸とフェローチェ軸の2つの構築を回していましたが、気が付いたら合体してマッシフェローチェ軸の構築が出来上がっていました笑
レートは終了1週間前にも2000に乗らず、慌てて構築を変えたところ、なんとか終了3日前に2000に乗せることができました。
2100チャレンジの2087まで行けたことは未だに不思議であり、炎が少ない環境だからこそ勝てた構築でした。
あと、マッシフェローチェという並びが独特だったからか、Game8からまとめサイトに載せてもいいかと尋ねられた時はさすがに笑っちゃいました。


・S2 最高2102/最終2102





~使用構築~
メガルカリオランドロス霊獣カプ・テテフミミッキュロトム火カプ・レヒレ



自身のSM最高レートである2102を達成したシーズン。
ポケバンク解禁ということでヘラクロスを使う気満々でしたが、肝心のメガストーンが解禁されず同じかくとうタイプのメガシンカポケモンであるルカリオを使うことに。
また、環境トップメタのカプ・テテフとミミッキュに強いチョッキカプ・テテフと最速霊Zミミッキュの2体をコンセプトに構築を組み始めました。
シーズン2は終了2週間前には2000に乗せておりかなり余裕がありましたが、このシーズンのオフの結果が6勝23敗と無様な状態にあり、なんとかレートで取り返そうと必死でした。
終盤は2ROM2050からスタートし、メインROMは奮いませんでしたが、サブROMは4連勝して無事2100を達成することができました。
まさかルカリオで、それも使い始めたそのシーズンで2100に乗せられるとは思いもしませんでした。
この構築は並びもきれいでわりと気に入ってます。
あと、この構築のQRが約3000回使用されていて心の底から喜んでいます。
同じルカリオ入りのQRで見ると、ライバロリ“偽装構築”とほぼ同じ使用回数です笑


・S3 最高1968/最終1902



~使用構築~
メガクチートクレセリアカプ・レヒレミミッキュロトム火ガブリアス

クチートのメガストーンが解禁され、クチートを軸に挑んだシーズン。
クチクレセ@4というコンセプトは変えずにいろいろ試したのですが、納得できる並びを作ることができず、レートは2000の3歩くらい手前で止まってしまいました。
クチート軸はクチクレセよりポリクチやラティクチのほうが結果を残しており、クレセリアと組ませるというコンセプトそのものが間違っていたとさえ感じました。
また、ファクトリーオフに参加するために関東遠征し、仲良い人たちとわいわい楽しめたのもこのシーズンでした。
あれは良い思い出。


・S4 最高1986/最終1828



~使用構築~
メガヘラクロスゲンガークレセリアメガクチートロトム火ガブリアス

ついにヘラクロスのメガストーンが解禁され、7世代最ヘラ軸が始動したシーズン。
このシーズンはORASの最高レートを更新した最ヘラクレセクチート軸の構築と全く同じ並びを使い、2ROMとも2000チャレンジができるラインまで行くことができました。
これで絶対2000は行けると当時は確信していましたが、そこから悪い流れの連続で2ROMとも1900を割り、最終日には躍起になってレート配布して終わりました。
このシーズン中に、真皇杯関西予選2でベスト8まで勝ち進めたこともあり、そこで満足してしまったのかもしれません。
これまで潜ってきたシーズンの中で最も屈辱感を味うことになったシーズンでした。


・S5 最高1984/最終1934





~使用構築~
メガヘラクロスポリゴン2ゲッコウガヒードランカプ・コケコランドロス霊獣

このシーズンは最終盤までほとんどレートには潜らず、終了3日前に1700から行けるところまで行ってやろうという思いで潜りました。
並びは前シーズンの最ヘラクレセクチート軸を諦め、真皇杯で結果を出せたヘラコケコランドラン軸で挑みました。
結果、最高1984と2000の一歩手前で終わることになりましたが、そこそこ楽しかったのでこれはこれで良かったです。
構築の完成度もそれなりに高かったですし、高い勝率を叩き出すこともできたので満足できました。
また、このシーズン中では石川オフで優勝することもでき、知り合いも多い中このような結果を残すことができてとても嬉しかったです。


・S6 最高1957/最終1883





~使用構築~
カバルドンメガボーマンダギルガルドポリゴン2カプ・コケコゲッコウガ

SMレート最終シーズンにして、ヘラクロス以外の軸を考えたシーズン。
このシーズンではカバマンダガルドの並びが強いと感じ使用しました。
カバルドンは水を誘いやすく、この選出誘導はカプZカプ・コケコを生かすのに使えるのではないかと思い、上記の並びができました。
ヘラクロス軸のカプZカプ・コケコも確かに強かったのですが、カプZカプ・コケコを最大限に生かすにはもっと他の手段もあるのではと思っていたので、そういう意味ではカバマンダとの相性は良かったです。
最高レートは1957で終わってしまいましたが、使用感もかなり良かったのでまたの機会に使ってみたいですね。
また、シングルとは別にKP上位禁止ルールのスペシャルで最ヘラクレセクチート軸の構築を使い、最終100位以内に入ることができたので、最後にORASの懐かしい並びで満足できる結果を残すことができました。


【総括】

SMレートの最終成績は、
最高レート2102
2100達成が1回
2ROM2000達成が2回
瞬間/最終100位以内未達成
となりました。
全盛期だったORASレートと比較すると、やはり残念な結果に終わってしまったと言わざるを得ません。
ORASレートが終わった頃は「SMレートではヘラクロスで2200行くぞ」と意気込んでいたのにもかかわらず、ヘラクロスで2200どころか2000にすら届きませんでした。
ヘラクロスよりマッシフェローチェのほうが最高レートは高いですし、ヘラクロス使いではなくマッシフェローチェ使いになっちゃいました。

その要因として、シーズン2の2100達成で満足してしまったこと、レートに対するモチベーションが低下してしまったこと、などが挙げられます。
このようなことがないように、USMではモチベを高くして、2000や2100を目指していきたいと思います。

・・・と言うべきところなのでしょうが、実際のところはシーズン2の2100達成で満足し切ってしまい、もう十分だという思いのほうが正直強いです。
ORASの頃にはもう戻れないんだなと何度も何度も感じていますし、実力的にも気持ち的にももう2000に乗ることはないだろうと思っています。
ここ4シーズンでそれは痛感しました。

SMでは胸を張ってポケモンができたとは言えませんでしたが、参加した17回の対戦オフで得られた人脈は他では得られないとても貴重なものとなりました。
SMに入ってから知り合った人も多いですし、こういった人脈はこれからも大切にしていきたいと心の底から思います。
こんな貧弱な自分ですが、これからも仲良くしていただけると嬉しいです。


「ポケモン サン ムーン」これまでありがとう。
「ポケモン ウルトラサン ウルトラムーン」でまた会いましょう。

【SM】ヘラコケコランドラン軸の構築経緯

今回は、SMレートにてメガヘラクロスが解禁されてから自身が使用し続けていたヘラコケコランドラン軸の構築経緯について触れていきます。
ORASのヘラクレセクチート軸と比較するとこれといった実績は少なく、第3回真皇杯関西予選2でベスト8まで一度勝ち進むことができたくらいですが、半年近く考察した軸なので一読していただけると嬉しいです。

メガヘラクロスカプ・コケコランドロス霊獣ヒードラン




1.ヘラコケコランドランの始点

ここでは、「なぜ、ヘラコケコランドランという並びに行き着いたのか?」について触れていきます。


1-1.ヘラクロスの型

まず、構築の軸となるヘラクロスについてですが、SMでは一貫して下のメガヘラクロスを使ってきました。

メガヘラクロス
ヘラクロス@ヘラクロスナイト
性格:ようき
特性:じしんかじょう→スキルリンク
努力値:A252 D4 S252
実数値:155-237-135-×-126-139
技構成:ミサイルばり/インファイト/タネマシンガン/ロックブラスト

所謂、最速メガヘラクロスと呼ばれるものです。
最速にすることで、HA型では隙を見せてしまうキノガッサロトム火ヒードランテッカグヤなどに対して勝率を上げることが可能となります。
特に、最速メガヘラクロスの対キノガッサ性能は、「キノコのほうし」を誘いつつ「ミサイルばり」で一方的に突破することができ、他に真似できない芸当であると言えます。

もちろん、HA型にも「トリックルーム」展開による強力な勝ち筋が存在し、この展開を自然に行うことができるヘラクレセの並びは完成形であると言えますが、ORASの環境と比較してSMの環境にはヘラクロスの「トリックルーム」展開を容易に防ぐことができるポケモンが多くなったと感じています。
ここでいうヘラクロスの「トリックルーム」展開を容易に防ぐとは、ヘラクロスが「トリックルーム」状態で動ける3ターンでの全抜きを阻止する、という意味です。

メガメタグロスランドロス霊獣グライオンミミッキュギルガルド

以上より、役割範囲の広さと対キノガッサ性能を評価した、及び「トリックルーム」展開によるヘラクロスに期待することができなかったため、最速メガヘラクロスを使おうと考えました。


1-2.ヘラクロス軸の基本選出

ORASで使用していたヘラクレセクチート軸構築の基本選出はゲンガーメガヘラクロスガブリアスでした。
これは、相手のゲンガーをこちらの「ふいうち」を搭載した襷ゲンガーで処理し、最速メガヘラクロスとスカーフガブリアスの一貫を作り勝つ、という選出です。
実際、環境に蔓延していた対面構築にはほぼこの基本選出で勝つことができ、この選出に依存していました。

しかし、SMの環境は対面ではなくサイクルの構築が蔓延していたうえ、この3体ではミミッキュと終盤のスカーフカプ・テテフに弱すぎるため没案となりました。
そもそも、この3体はかなり対面的な選出であり、環境に合わせてサイクル的な選出を基本選出とする必要がある、と考えました。

そこでまず考えたことは、別の地面枠を用意することでした。
スカーフガブリアスは、確かにヘラクロスと相性が良く間違いなく強いポケモンなのですが、テッカグヤやランドロスといった浮いていて、かつサイクル性能や嵌め性能に長けたポケモンの存在が壁となります。
逆に、そのようなポケモンが後出しされても試合展開が不利にならないような地面枠を用意すればいいと考えました。
これらの点とヘラクロスがミミッキュと対面したときの交代先になれる点を加味して、地面枠はHBベースのランドロス霊獣としました。

ここで、一つ念頭に置いておかなければいけないのがリザードンの対策です。
スカーフガブリアスの最大の利点はリザードンのXY両方に対応が可能という点ですが、HB霊獣ランドロスではXに対してしか対応ができません。
つまり、リザードンがYの場合にも対応できるポケモンが別に必要となりました。
そこで、ヘラクロスがメガリザードンYやカプ・テテフと対面したときの交代先になれるHDベースのヒードランを採用しました。


したがって、メガヘラクロスランドロス霊獣ヒードランの3体をサイクル的な基本選出としました。
霊獣ランドロスとヒードランの並びは相性補完面でも優れており、メガ枠+クッション×2というきれいな並びを作ることができました。


1-3.ヘラクロス軸の裏選出

以上の経緯により、ヘラクロスを軸としたサイクル的基本選出は確保することができました。
しかし、この選出では、メガメタグロスゲッコウガといった上から弱点を突いたり高火力水技で殴ったりしてくるポケモン、メガゲンガーグライオンといった崩せない並びなどへの対抗策が皆無です。
また、7世代のメガヘラクロスの性能は6世代と比較すると著しく低下しており、6世代のようにヘラクロスの選出率が高い構築を練ることはかなり難しいと考えました。

そこで、ヘラクロスを選出しない場合の裏選出(第2の基本選出)を考えることにしました。
裏選出に求められる役割は、「崩し性能が高く、サイクル性能をある程度確保し、上からの制圧を回避しやすい」ということです。
サイクル性能は先ほど述べた霊獣ランドロスとヒードランの並びである程度確保できていると感じたため、この2体と相性が良く、かつ崩し性能が高くSが速いポケモンとして、カプ・コケコを採用しました。

ここで、崩し性能が高いカプ・コケコについて考えました。
カプ・コケコのメジャーな持ち物は「デンキZ」「こだわりメガネ」「こだわりスカーフ」の3つが主に挙げられます。
崩し性能という観点で見ると「デンキZ」と「こだわりメガネ」は非常に優秀な持ち物であると感じました。
「デンキZ」は「みがわり」や「めいそう」と併用することでさらに崩せる範囲が広がり、「こだわりメガネ」は受け出ししてきた地面を「マジカルシャイン」や「くさむすび」で崩すことができます。

しかし、「デンキZ」は対地面を想定したときそれほど有効とは言えず、また「こだわりメガネ」は必ず択が発生し運用が難しいと感じました。
これらに共通して言えることは、地面に隙を見せやすいということです。
カプ・コケコと地面が対面したとき、裏の霊獣ランドロスやヒードランではケアしにくいうえに、地面と組んでいる水の一貫ができた並びであるため、必ずサイクル負けしてしまう場面が発生してしまいます。

そこで、択を発生させず対面したポケモンと交代先の地面の両方に等しくダメージを与えることができる「カプZ」に魅力を感じ、カプZカプ・コケコの採用に至りました。
霊獣ランドロスとヒードランを見せることで水の選出を誘導し、それとカプ・コケコとの対面を上手く作り出し、「カプZ」で負担を与えるという立ち回りが理想的です。
具体的に、テッカグヤ、ドヒドイデ、カプ・レヒレとの対面時に交代で後出しされる裏のカバルドン、グライオン、霊獣ランドロス、霊獣ボルトロスを「ガーディアン・デ・アローラ」+「めざめるパワー氷」で処理することができます。

カプ・コケコ vs テッカグヤドヒドイデカプ・レヒレ   カバルドングライオンランドロス霊獣ボルトロス霊獣

「カプZ」を持たせることで、受けループにも強くなる点はかなり評価することができます。
また、カプ・コケコは特性によりエレキフィールドを展開することでカバルドンの「あくび」展開やゲンガーの「さいみんじゅつ」のケアも可能となり、ヘラクロスやヒードランを安定して後投げすることができます。
以上より、カプ・コケコランドロス霊獣ヒードランを裏選出としました。

こうして、メガヘラクロスカプ・コケコランドロス霊獣ヒードランの並びが確立され、最速メガヘラクロス、カプZカプ・コケコの2軸から構築がスタートしました。




2.ヘラコケコランドラン軸の構築経緯

ここからは、ヘラコケコランドラン@2に関する考察について触れていきます。


2-1.

メガヘラクロス
ヘラクロス@ヘラクロスナイト
ようき じしんかじょう→スキルリンク
155-237-135-×-126-139
ミサイルばり/インファイト/タネマシンガン/ロックブラスト

ポリゴン2
ポリゴン2@しんかのきせき
ずぶとい アナライズ
191-×-156-126-116-81
イカサマ/れいとうビーム/10まんボルト/じこさいせい

ミミッキュ
ミミッキュ@ゴーストZ
いじっぱり ばけのかわ
131-156-100-×-125-148
シャドークロー/じゃれつく/かげうち/つるぎのまい

ヒードラン
ヒードラン@たべのこし
おだやか もらいび
193-×-127-153-165-108
かえんほうしゃ/だいちのちから/どくどく/まもる

カプ・コケコ
カプ・コケコ@カプZ
おくびょう エレキメイカー
151-×-105-142-95-200
ボルトチェンジ/めざめるパワー氷/しぜんのいかり/ちょうはつ

ランドロス霊獣
霊獣ランドロス@ゴツゴツメット
わんぱく いかく
195-165-156-×-112-109
じしん/がんせきふうじ/とんぼがえり/ステルスロック




第4回P2オフ、及び第3回真皇杯オンライン予選/関西予選2で使用した並び。
ヘラコケコランドラン@2を考えた際、物理受けのランドロスだけではボーマンダ絡みの積み展開に弱いと感じたためポリゴン2を、カプ・コケコを崩し性能に特化させてしまった結果、終盤の詰めを通しにくいと感じたためミミッキュをそれぞれ採用しました。
並びの完成度としては申し分なかったと感じていますが、バシャーモメガルカリオカバルドンが重い並びとなってしまいました。

この構築では、カプ・コケコのエレキフィールド展開とのシナジーについて注目しました。
先述の通りカバルドン対面のヘラクロス交代、ゲンガー対面のヒードラン交代はかなり安定して決まっただけでなく、ポリゴン2の「10まんボルト」との相性も抜群です。
具体的に、「10まんボルト」はテッカグヤカプ・レヒレギャラドスアシレーヌに刺さり、起点を回避するにはかなり有用な技でした。
「ほうでん」でない理由は火力の違いと特性アナライズとの相性を考慮したためです。

使用感は良く、最も結果が出せた構築でしたが、ポリゴン2への役割集中や崩し、メガメタグロスメガルカリオによる上からの制圧に後手を取ることが多く、また切り返しの手段が少ない点も課題として残りました。


2-2.

メガヘラクロス
ヘラクロス
同個体、同調整

ポリゴン2
ポリゴン2
同個体、同調整

ゲッコウガ
ゲッコウガ@ミズZ
おくびょう へんげんじざい
149-×-90-151-92-191
ハイドロカノン/れいとうビーム/めざめるパワー炎/みずしゅりけん

ヒードラン
ヒードラン
同個体、同調整

カプ・コケコ
カプ・コケコ
同個体、同調整

ランドロス霊獣
霊獣ランドロス
同個体、同調整


SMレートシーズン5、及びBattle Spot Singlesで使用した並び。
1番目の構築の課題を克服するための手段を考えたところ、ゲッコウガが適任と考え採用しました。
ゲッコウガの枠はアシレーヌやマリルリを試しましたが、カプ・コケコをうまく展開できなかった場合の霊獣ボルトロスへの切り返しが全くできず解雇となりました。

ゲッコウガはカプ・コケコ同様初手に繰り出し、裏にヒードランとポリゴン2か霊獣ランドロスを添える選出がほとんどでした。
ゲッコウガとポリゴン2を並べることでボーマンダを牽制し、ポリゴン2が誘うバシャーモやルカリオにゲッコウガは対面から高確率で勝つことができます。

ミミッキュを解雇したことで積み展開に対する立ち回りが難しくなりましたが、霊獣ランドロスの「がんせきふうじ」でメガボーマンダギャラドスなどのS上昇を防ぎ、常にカプ・コケコやゲッコウガが上を取れる状況を作ることを意識しました。
特に、ボーマンダ入りの構築に対してゲッコウガランドロス霊獣ヒードランと選出した際、ボーマンダに「りゅうのまい」を積まれると全抜きされるため、常に霊獣ランドロスがメガボーマンダのA1段階上昇「すてみタックル」を耐えるHPを確保するように立ち回る必要があります。

1番目の構築と比べ、カバルドン展開や上からの制圧にかなり強くなった反面、積み展開への切り返しが難しくなりました。
ただ、切り返しの手段が少ない点を除いて、かなり良い形に仕上げることができたと感じています。


2-3.

メガヘラクロス
ヘラクロス
同個体、同調整

ゲッコウガ
ゲッコウガ@きあいのタスキ
むじゃき へんげんじざい
147-116-87-155-81-191
れいとうビーム/あくのはどう/ダストシュート/みずしゅりけん

ミミッキュ
ミミッキュ@フェアリーZ
いじっぱり ばけのかわ
151-143-124-×-125-116
じゃれつく/かげうち/つるぎのまい/のろい

ヒードラン
ヒードラン@マゴのみ
ひかえめ もらいび
191-99-151-178-127-100
オーバーヒート/ラスターカノン/だいちのちから/がんせきふうじ

カプ・コケコ
カプ・コケコ
同個体、同調整

ランドロス霊獣
霊獣ランドロス
同個体
ゴツゴツメット→バンジのみ
ステルスロック→どくどく
に変更


グラカップ・ザ・ファイナル、第5回P2オフ、及び第2回どらおふで使用した並び。
この構築に変更しようと考えた発端は、やはり積み展開の切り返しの手段としてミミッキュが欲しく、またゲッコウガよりミミッキュにZを持たせたほうが強い、と感じたことからでした。
そこで、ゲッコウガには初手に繰り出しバシャーモメガメタグロスに対する性能を確保しつつ、メガゲンガーカプ・レヒレのような並びを崩す役割を新たに与えました。
水への切り返しができないヒードランにゲンガーの相手を任せ切ってしまうと、ヒードランを起点に水を通されたあとゲンガーの一貫を作られる、という大きな負け筋を重視した結果、このゲッコウガの採用に至りました。

この場合、霊獣ランドロスにミミッキュの処理を一任することになってしまい、「のろい」+「みがわり」や「つるぎのまい」+「Zじゃれつく」で簡単に崩されてしまいます。
そこで、ミミッキュの型で最も流行っていたAB妖Z型に強く、霊Z型にも対応が可能なHBマゴドランをミミッキュへの対抗策として新たに採用しました。
HDベースではないため、従来のようにカプ・テテフに何度も後出しはできませんが、カプ・テテフはゲッコウガが対面から勝てるようになったため、特に問題はなかったです。
また、ヒードランの「がんせきふうじ」により、メガゲンガーゲッコウガラティアスミミッキュカプ・テテフなどのSを下げ、ヘラクロスで締めるという流れを作り出すことができ、使用感がかなり良かったです。

霊獣ランドロスの技構成について、「ステルスロック」を「どくどく」に変更しました。
これは、「ステルスロック」を撒く場面よりも、対面のランドロス霊獣や後出しされるポリゴン2に「どくどく」を刺したかった、という意図があります。
実際、「どくどく」はサイクルを回すうえで役に立ち、ボーマンダの起点回避や耐久型ポケモンをヘラクロスやカプ・コケコの攻撃技圏内に押し込む技として非常に有効でした。
また、持ち物の「バンジのみ」は霊獣ランドロスの後出し回数を増やす意図があり、サイクルを回すうえで役に立った持ち物でした。

この並びの持ち物に注目すると、「メガ+襷+Z×2+混乱実×2」となり、きれいな並びに仕上がった気がしています。
ヘラクロス軸では、対面構築のような襷+メガ+Zといったアクティブ選出はできず、メガor襷orZから2+混乱実、メガor襷orZ+混乱実×2の選出パターンが多かったです。
混乱実持ちはクッション性能が高く、選出パターンとして間違っていないはずなので、メガor襷orZでどう詰めるかが重要となってきます。

この構築は2回の対戦オフで使用し、どちらも結果は奮いませんでしたが、構築自体は悪くないと感じています。
しかし、命中率90以下の技が6つもあり、1,2番目の構築と比較するとやはり安定感に欠けてしまいます。




長々と述べてきましたが、以上がヘラコケコランドラン軸の構築経緯の全容です。
半年間この並びを使い続けてきましたが、6世代と比べると7世代のヘラクロス軸は当然かなり難しく感じました。
実際、シーズン4からシーズン6の間でレート2000以上に乗ることは一度もありませんでした。

ヘラコケコランドラン@2は、ポリゴン2、ミミッキュ、ゲッコウガの3体から2体以外に考えられませんでした。
ポリゴン2を入れるならミミッキュは終盤の全抜き性能を重視しAS霊Z型、ゲッコウガを入れるならギャラドスが重くなるのでAB妖Z型、でほぼほぼ完結しています。
結果はともあれ、自分なりのヘラコケコランドラン軸の結論に近いものは出すことができました。

ヘラコケコランドラン軸で、しかも最速メガヘラクロス、カプZカプ・コケコのような型を使っているのは自分以外に知らないので、全く参考にならないかもしれませんが、考察の部分だけでも参考にしていただけると嬉しいです。


ここまで閲覧ありがとうございました。
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↑謂わば失敗例


↓謂わば成功例(興味がある方は是非読んでみてください)




【SMシーズン6スペシャル使用構築】S6スペレ版最ヘラクレセクチート

今回は、シーズン6のスペシャルレートで使用した構築を紹介します。
毎シーズンスペシャルレートに潜るプレイヤーではないのですが、シーズン6のスペシャルレートは楽しめそうだったので潜ることにしました。
そして、そこそこ勝つことができた、かつ懐かしい並びを使ったため紹介したいと思います。

SM S6 スペシャル


【成績】

最高レート:1764
最終レート:1764
最終順位:81位







【レギュレーション】

基本的にシングルフラット63とルールは変わらないが、使用できるポケモンが制限されている。

使用できないポケモンたち↓
リザードンギャラドスゲンガーポリゴン2バシャーモボーマンダガブリアスルカリオカバルドンマンムーナットレイランドロス霊獣ゲッコウガギルガルドミミッキュカプ・コケコカプ・テテフカプ・レヒレ


【個体紹介】

メガヘラクロス
1.ヘラクロス ようき@ヘラクロスナイト
特性:こんじょう → スキルリンク
努力値:A252 D4 S252
実数値:155-177-95-×-116-150 → 155-237-135-×-126-139
技構成:ミサイルばり/インファイト/タネマシンガン/ロックブラスト

~主な役割対象~
ガルーラクレセリアヒードランキノガッサシャンデラカイリューカメックスカミツルギサンダージャローダバンギラスドリュウズパルシェンアシレーヌマリルリロトム水ロトム火


ブラッキー
2.ブラッキー おだやか@くろいメガネ
特性: シンクロ
努力値:H244 B84 D156 S20
実数値:201-×-141-×-187-88
技構成:イカサマ/いやしのすず/どくどく/つきのひかり

~主な役割対象~
サザンドララティオスラティアスロトム火ロトム水ヤミラミヌケニン


クレセリア
3.クレセリア ずぶとい@ゴツゴツメット
特性: ふゆう
努力値:H252 B252 S4
実数値:227-×-189-95-150-106
技構成:サイコキネシス/みかづきのまい/でんじは/つきのひかり

~主な役割対象~
メタグロスガルーラ


メガクチート
4.クチート いじっぱり@クチートナイト
特性:いかく → ちからもち
努力値:H204 A132 S172
実数値:151-134-105-×-75-92 → 151-156-145-×-115-92
技構成:アイアンヘッド/かみなりパンチ/ふいうち/つるぎのまい

~主な役割対象~
メタグロスクチートテッカグヤウツロイドカプ・ブルルドヒドイデグライオンパルシェンピクシー


ロトム火
5.ヒートロトム ひかえめ@ホノオZ
特性:ふゆう
努力値:H252 B96 C116 S92
実数値:157-×-139-154-127-118
技構成:ボルトチェンジ/めざめるパワー氷/オーバーヒート/でんじは

~主な役割対象~
ウルガモスファイアローテッカグヤメタグロスクチートハッサムモロバレルグライオンカプ・ブルルドヒドイデ



ホルード
6.ホルード いじっぱり@きあいのタスキ
特性:ちからもち
努力値:H4 A252 S252
実数値:161-118-97-×-97-130
技構成:おんがえし/じしん/がんせきふうじ/でんこうせっか

~主な役割対象~
ウルガモスボルトロス霊獣デンジュモクメタグロスクチートドヒドイデウインディポリゴンZ


【使用感】

・環境トップメタがガルーラ、メタグロス、ウルガモス、カイリューなどになることが予想され、それらに対してヘラクレセが強いと感じていたが、まさにその通りであった。基本選出はヘラクレセ@1で完成されており、常にヘラクロスを通すことを意識した。

・クチートは崩しに特化させ、また命中不安の影に怯えることがないようにこの努力値配分、および技構成となった。特に、ヘラクロスでは絶対に崩せないドヒドイデ入りのサイクルに尋常じゃないほど刺さってくれる。しかし、じゃれつくを切ったためサザンドラや霊獣ボルトロスを一撃で倒すすべがなく負けてしまった試合もあったため、命中不安のリスクは避けるべき道ではなかったと感じた。

・やよい杯Mでも使用したホルードだが、このスペシャルレートにおいてもその対面性能は健在であった。特に、構築全体でかなり厄介なウルガモスに対面から負けることはなく、ガブリアスが使えないヘラクレセクチートにおいて最も適任な地面枠であった。

・重いポケモンや並びは、耐久型のウルガモスやウインディ、キングドラがエースの雨パなど。だが、奇跡的にマッチングしなかったため本当にラッキーだった。クレセリアにトリックルームを採用すれば話が早いのだが、やはり最速のヘラクロスや70族抜きのクチートとの相性はいかがなものかと感じたため、S操作技はでんじはに落ち着いた。


【総括】

ORASの頃に愛用していたヘラクレセクチートの並びで挑んだスペシャルレートでしたが、23勝6敗レート1764という結果に終わりました。
最終100位以内に入ることができたので目標達成なのですが、今期シングルで潜った150戦をスペシャルに費やしても良かったなと少し後悔しています。
しかし、SM最後のシーズンでルールこそ違えど、もう一度ヘラクレセクチートを使い満足することができたので十分です。
こうして同じ並びに固執してしまっている時点でダメ人間だなと感じますが、やはり愛着のある並びってなかなか決別しにくいんですよね。
7世代からシングル環境ではめっきり姿を消したヘラクロスですが、こういう舞台でもいいので活躍させてあげたいです。
それでは、シーズン6お疲れ様でした。


ここまで閲覧ありがとうございました。
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プロフィール

パラリー

Author:パラリー
はじめまして、パラリーです。
主にイナストやポケモンについて書いています。
イナスト2013最終7位
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ポケモンSM最高2102
ポケモンUSM最高2149
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