劇場版名探偵コナン「から紅の恋歌」 感想

劇場版名探偵コナン「から紅の恋歌」観てきました!

から恋

しかも今回は、東宝シネマズによる公開日の0:00上映、所謂最速上映で観てきました。
深夜上映なので睡魔との戦いが心配でしたが、最速という特別感には打ち克てませんでしたね…。
原作92巻を読み、金曜ロードショーで昨年の作品「純黒の悪夢」を観て、その足で劇場へ向かい今作の「から紅の恋歌」を観る、という流れはコナン好きマンの僕にとっては最高すぎましたね。

21作品目として公開された「から紅の恋歌」の感想ですが、今回のお題である京都と大阪を舞台にしたミステリー、平次と和葉、そして紅葉の3人によるラブコメ、共にうまく描かれておりとても面白かったです。
前作「純黒の悪夢」で見られなかったミステリーやラブコメがどのように描かれるのか期待と不安が入り混じっていましたが、ミステリーは良いオチでしたしラブコメは単に平次と和葉がイチャイチャするだけで終わるものではなかったのでとても満足できました。
あらかじめ考えていた「平次と和葉ならこういうラブコメが見たい」という想いを実現してくれていました。


注)以下、「から紅の恋歌」のネタバレを含む。

1.ストーリー

今回の舞台は大阪、京都でいきなりコナン、平次、紅葉ら主役全員が日売テレビのスタジオにいる場面からスタート。
そこで爆破事件が発生し、その後別の現場で発生した殺人事件をきっかけに次に狙われる人物の護衛をコナンと平次がすることに。
しかし、その護衛する人物を乗せた車が爆発し、大滝警部、綾小路警部に加え、大阪府警の服部平蔵、遠山銀司郎も捜査に協力する。
一方、和葉は紅葉の挑発に乗せられ平次への告白権を賭け「皐月杯」への参加を決意。
和葉に与えられた時間はたった2日間であったが、平次の母・池波静華の援助もあり大会決勝まで登りつめるほどの実力に。

中盤までのあらすじはこんな感じでしたね。
綾小路警部だけでなく、同じ舞台が関西である「迷宮の十字路」では登場しなかった大滝警部、平次の両親、和葉の父親の登場は嬉しかったです。
「絶海の探偵」にも登場はしましたが少しだけでしたし(静華さんは初登場)、原作でも登場機会はとても少ないのでなおさらですね。
綾小路警部は相変わらずパッとしませんでしたが、コナンと平次のことはかなり信頼しているようで過去に登場した作品と比べて“良い協力者”という印象を持ちました。
出るべきキャラが全員出てくれた点は良かったです。

今回の犯人の企ては、「自分たちの隠蔽策を他人の復讐劇に見せかけ、その人物に罪を着せる」というものでした。
しかし、コナンと平次の推理によって犯人はその人物の真相を知ることになり愕然とします。
所謂、「犯行を終えた後に真実を知り後悔する後味が悪いシリアス系オチ」でした。
最近の劇場版ではこういう哀しい終わり方多い気がしますね。
個人的にはこういうシリアスな結末は好物で、他の劇場版と比較すると犯行動機もしっかりしていて、事件の締め括り方としては文句なしの出来だったように見えました。


2.ミステリー

一連の事件の犯人は皐月会の会長である阿知波さんでしたが、これはわりと分かりやすかったのではないでしょうか。
というのも、第一の爆破事件で犯人の狙いが皐月杯決勝で使うカルタであることは明白でした。
そして、そのカルタが無事だったことに驚愕していた阿知波会長がなんとなく犯人なのでは、と思っていましたが案の定彼が犯人でした。
他に、前日の車の写真を見て洗車されていないことに気付き、そこから洗車する必要がなかったという発想に辿り着けた人には犯人の姿が見えたでしょう。
実際、コナンがそうでしたからね。
少々露骨でしたが伏線の張り方は面白かったです。
犯人は名頃説というミスリードを流しつつ、その名頃は実は死んでおり、その名頃を手にかけたのは阿知波会長ではなくその妻の皐月さんだった、という二転三転する展開はなかなか面白かったのではないでしょうか。
ただ、犯人候補が少なかったため、犯人には辿り着きやすかったのかなとは思います。


3.アクション

今作のアクションの見どころと言えば、炎上する日売テレビ局からのコナンの脱出劇、これに尽きますね。
爆破現場に取り残されたのは平次と和葉でしたが、コナンがサッカーボールを利用してスケボーで飛び移り、伸縮サスペンダーで平次と和葉を救出しました。
屋上からの脱出劇ということで、伸縮サスペンダーを使うなら「異次元の狙撃手」で魅せた要領で下に降りるのだな、と容易に想像できました。
しかし、その後取り残されたコナンの脱出劇がすごくて、伸縮サスペンダーを使い遠心力を利用してスケボーで隣の川へ飛び移る、というものでした。
コナンのスケボー術は毎年進化しており驚かされますね。
まぁ結果的に全然飛距離が足りてなかったのですが、平次の助けもありなんとか無事でした。
爆風を利用すればもうちょっと楽できたのではと思いましたが、爆発が不規則なうえ足場も悪かったので無茶な話でしたね。

前半はコナンのアクションを魅せてくれたので、後半には平次のアクションが待っていると思っていましたが、こちらはほぼ「天国へのカウントダウン」の二番煎じでしたね。
崩れ落ちる決勝の舞台から飛び移る様子は、まさに「天国へのカウントダウン」の車で向こう岸のプールに飛び移るアクションと酷似していました。
どっちが良いアクションだったかと聞かれると「そりゃカウントダウンの方でしょ」となっちゃいますが、アクションは前半で魅せてくれたので十分です。


4.ラブコメ

この作品の目玉になると予想していたラブコメが、単なる平次と和葉のイチャイチャで終わらなくて本当に良かったです。
むしろ、和葉と紅葉の熱い真剣勝負が魅力的でこの2人の駆け引きがとても良かったですね。
皐月杯決勝の舞台での演出の気合いの入り方が他と違うのがとても伝わってきました。
なにより、平次、和葉、紅葉の個性がほどよく引き出されていた、そう感じた作品でした。

紅葉は、予告映像からも分かる通り超強気な性格でした。
超強気な性格で和葉を挑発するシーンがありながらも、徹夜で修行する和葉のことを心配する一面もあり良いキャラだなと感じます。
対する和葉も爆発に巻き込まれた紅葉を心配しており、お互い良い恋のライバルになりそうな予感。
やきもち焼く和葉、めっっっっっちゃ可愛いと思うんですよね。
恋のライバルがいてこそ和葉の可愛さが引き立つ、そんな感じがします。

和葉vs紅葉の皐月杯決勝は予想通り決着つかず、恋の勝負の行方は原作へ持ち越しとなりました。
小学生の頃に平次と紅葉が交わした約束も、「嫁に取ったる」ではなく「強めに取ったる」の間違いと平次らしい関西弁のごまかしで面白かったですね笑
この約束は原作では結局なかったことにされるのか、あるいはまた別の形で収束されるのか…。
「平次くんは未来の旦那さん」というフレーズはあるようなのでおそらく後者でしょうね。
原作ではもっと掘り下げて描かれるはずなので、これからに期待したいところです。


5.総評

前作の「純黒の悪夢」と比較すると、アクションは控えめでラブコメに重点を置きつつミステリーも欠かさず今作の主題とうまくバランスが取れていた、という印象です。
なにより、ラブコメの描き方がミステリーとうまく調和しており、この作品の一番の注目ポイントとして素晴らしい出来だったこと。
「迷宮の十字路」と圧倒的に違う点は、新一と蘭のラブコメは全く描かれず平次と和葉、紅葉のラブコメ一点だけに集中して描かれていたということですが、ラブコメだけで見ると今作の方が個人的には良かったと感じます。
(ポスターに映っている新一なんていなかったんや…。)
そして、その恋の行方は原作へと引き継がれるということ。
劇場版だからこそできる和葉と紅葉の熱い対決を描き、原作につなげる展開には期待しかありませんね。

最近の劇場版は原作と関連付けられることが多く、今作もまた大岡紅葉という重要人物を登場させ、平次に関する恋の行方は原作へ続く布石を打つという役割を担いました。
このような劇場版で原作に大きく影響しない程度に重要人物を絡めせてくる展開、個人的にかなりの好物なんですよね。
この「から紅の恋歌」ももちろん楽しめましたし、これからの原作に対する期待感もグッと高まりました。

来年の劇場版は予告で安室が「ゼロ」と呟いた通り、安室が主役となりそうですね。
正直どんな内容の劇場版になるのか全く予想ができないので、一年後まで首を長くして待ちたいと思います。

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